郷山野菜の楽校「漬け物倶楽部」のオプション企画、「釜山キムジャンツアー」を11月19日~21日目の二泊三日で実施しました。
ツアーの参加者一行6名は福岡空港をお昼前のエアー釜山機で飛び立ち、わずか50分で韓国はプサン金海空港(キメ空港)に降り立ちました。
今回企画したツアーにおける最大の目的は、①一般家庭のキムチ作りを体験すること、②市民の台所である市場を見学すること③仕上げは美味しいものをお腹いっぱい頂くこと、この全てを三日間で体験することはできませんが、一行6名仲良く、食べて!見て!体験する!至福の?ツアーを計画しました。

そのツアーの全貌(笑)を、まとめておきましたのでご覧ください。
(尚、文章中に誤字やふさわしくない言葉が含まれている可能性があります。ご理解いただければ幸いです。)
ツアー参加者の一行は、午前6時50分道の駅仁保に集合、遠くは岩国市からもご参加いただき、朝早くからの集合にもかかわらず、一人の遅刻者もなく珍道中はスタートしました。                  
 飛行案内によれば福岡から釜山までの所要時間は55分とありますが、実際に飛んでいるのは40分程度で、滑走路付近での待機時間に時間を要したような気もします。      
 フライトはエアープサン機で、気流も安定しており快適な空の旅、無事釜山金海国際空港に到着しました。
 このツアーは某旅行会社のフリーツアーを利用したものなので、お決まりの免税店に寄り道、まあ、これはこれでお客様も楽しく過ごされたようです。
 免税店を後にした一行は、先ずは市内南浦洞(ナンポドン)エリアに位置するホテルにチェックイン!ここから先は自由の身、見て!食べて!体験すぞ!エイエイオ~!(笑)、言葉で表すならこんな感じで釜山の街に突撃しました。
こ腹の空いた一行が向かったのは、南浦洞エリアで最も賑わいをみせる、釜山国際映画祭広場にあるホットックの美味しい屋台に向かいました。このホットック、甘いシナモンや木の実を混ぜた具を揚げパンに挟み込んだお菓子で、老若男女誰にでも好まれそうな味で、当日も長蛇の列の後に続き、目当てのホットックを1000W(ウオン)で買い求めました。やはり旨い!食べての感想は掲載した写真をご覧下い。
その後、同じ南浦洞エリアにある国際市場やチゥガルチ市場を散策しました。特に目を引いたものは食材や資材、商品の多さ、日本でいえば築地の市場や上野のかっぱ橋と同様、いやその何倍もあるは!あるは!最後にはこれがすべて売れるのか心配する声まで出る始末、さすが主婦の皆さんエライ!初日は時間の都合もあり、市場巡りも程々にチャガルチ市場5階にある「オアゼ・ビュッフェレストラン」で、山海の珍味ガッチリ!頂きました。
 食事の後はプサンの夜をフラフラ?メイン通りの光復路(ガンボッロ)を歩きながら、宿であるタワーヒルホテルに到着、旅の初日は気疲れもあってか皆さん静かにベッドイン?ホテルのベッドも快適でゆっくりお休みできました♪

 


 さて二日目の始まり!今日はキムチ作りが控えているだけに、お客様の目もギラギラ(こんな風に感じたのは私だけですが)、一般家庭にお邪魔する期待と不安がちょっぴり、食欲もやや薄れ??そんなことはない!(笑)アジュモニュをなめてはいけない、朝食は定番ではありますが鮑のお粥、これまでの経験を生かしてリサーチも万全!?とにかく鮑の身がたっぷり入ったお粥を食べるため、旅行会社のガイドさんにお願いして予約をしたお店にGO!意外にもホテルの近くでホッとしたら、さっそく目の前に鮑の身がたくさん入った鮑粥が出てきました。生臭みもなく一緒に注文したアマダイと共に完食!勿論、アジョモニュ達も完食、美味しいお粥に感謝!予約をお願いしたガイドさんにも感謝!
 美味しい鮑粥に満足した一行が向かったのは地下鉄1号線で約40分、市役所駅1番出口、約束の時間には少し早いので食後のコーヒータイム、近くのカフェでコーヒーを頂きました。
 今回の旅をお世話させていただいて、楽だったことがあります。皆さん食べること飲むこと好き嫌いが少ないこと、嗜好性も同じでコーヒーも焼き肉もみんな一緒にできること、お世話させていただくうえで本当に助かりました。
 さてさて、コーヒーで時間つぶしをしていよいよ待ち合わせの時間、地下鉄6番出口に女性の姿!もしや! 本日お世話頂く成さん(ソンさん)でした。さっそくワゴン車に乗り成さんのご自宅にGO!どんな自宅かな?一抹の不安も、どこに連れていかれるのやら?(笑)ところが、到着してビックリポン!セキュリティーの万全な高級マンションの一室、そこが成さんのご自宅でした。感動!
 着いて早々、挨拶も程々にキムチ作りの開始です。このキムチ教室はとてもお手軽で、エプロンなどすべて準備してあり、旅の途中にポンと飛び入り参加できるようなお気軽教室で、先生の成さんもとても気さくで親日家、くつろいだ雰囲気の中でのキムチ作り体験となりました。  キムチ作りについてはHP上に別の特集を組みますので、そちらのレシピをご覧ください。私達が作るキムチと作業自体はそれほどの違いはありません。ただ、材料はその土地や風土、季節などによって、畑のものが中心であったり海鮮がふんだんにつかわれていたりで、オムニの数だけキムチの味があると聞いたことがありますが、まさにその通りだと納得しました。
 昨夜から塩漬けされた白菜にヤンニョムをはさみ、丁寧に空気を抜いて袋に詰めて出来上がり、一人に一人に手作りキムチのお土産付後日頂きましたが、日本人好みの優しい味付けで、数日で食べきることができました。
 今回のキムチ作り教室ではチジミづくりもご指導いただきました。一番驚いたことは①青ネギを一本そのまま切らないで使うこと②生地はあまり多く使わないこと(日本のお好み焼きにならないこと)、この二点は目から鱗、ポイントだと感じました。成さんが使っていたチジミの粉を購入して帰国しましたので、早々自宅で試してみましたが、これまで作っていたチジミとは一味違ったチジミを作りことができました。勿論お味もgood!また一つ知恵の引き出しが増えました♪
 さて、ここで驚いたのが(私感ですが)、食事つきと聞いていたのですが、出るは出るは!プルコギをはじめ韓国の家庭料理がテーブルイッパイに並び、あの参加費でここまでするか?同様の体験イベントを開催している身としては、その手際の良さとボリュームにちょっと驚きました。ともあれ、楽しいキムチ作り体験と美味しい家庭料理を堪能し、約半日のキムチ作り体験教室を終了しました。
 成さん、大変ありがとうございました。 また伺いますよ ♪
 カムサハムニダ~♪
 さてさて、せっかくの釜山の旅、韓国随一のリゾート地ということで、ヘウンデ区にある海雲台を訪れることにしました。
 この海雲台は毎年秋に行われる釜山国際映画祭の開催地としても有名で、約2kmにわたる砂浜(ビーチ)は圧巻で、ちょっとアバンチュールな気持ちにさせてくれる?(笑)そんな気分のリゾート地です。まあ、我々一行にはほぼ無縁の地??ヘウンデ地区にある市場通りを散策しながら、後ろ髪を引かれることもなく地下鉄に乗り南浦洞にもどりました。
 ツアーもいよいよ後半戦、そろそろ目的のモノ?ブツ?を買い求めねばと、南浦洞にある農協ストアーに出かけました。農協ストアーを正確に表せば「農協農水産物百貨店・ノンヒョップスサンムルペックァジョン」というそうで、市民もたくさん通う大型ストアーで、お土産を買うならここ!安心してお買い物が出来る大型ストアーです。
 このお店で成さんに教えていただいたチジミの粉や岩塩を購入しました。このストアーは巷の評判も良く、鮮度良好・品質良好!価格はロッテ百貨店などと比較すると30%はお安いようで、観光ガイド本にも必ず登場する庶民の味方でもあるようです。私も訪韓した際は必ず訪れる場所の一か所です。
 右手にキムチ左手に岩塩、どんな旅行じゃ!(笑)と思われるかも?でもここは韓国釜山、少々の匂いなど気にならない?いや、毎日・毎食キムチを皆が食べているので鼻がマヒしている、地下鉄の中でもキムチの匂いがしているはずですが、怪訝そうな雰囲気や顔をする人は一切ありません。さすが韓国、キムチの国です。
 というわけで、匂いは許せるにしてもこの重さはそろそろ限界、一度ホテルに戻り体を身軽にしました。と同時に、お腹の方も身軽になり?「やはり韓国と言えば焼肉!」いつ食べるの?と言われれば、「今でしょ!」というわけで、凡一洞(ポミルトン)地区にある行きつけの?焼肉店を目指しました。週末の焼き肉店は韓国の事情も同じ、大変込み合った様子で、入りたいお店には入れず系列店への誘導?素直に従って近くの焼き肉店にinしました。
 入ったお店は比較的大きなお店で、お客さんもたくさんいてチョット安心させられると、準備万端、オーダ~!カルビ~~~!と言いたいところですが、先ずは韓国の濁り酒マッコリで乾杯、旅の労をねぎらう焼肉パーティーの始まり~!そんな楽しい雰囲気で食事ができること、本当に参加して頂いたお客様のご協力のおかげと感謝しております。
 しかし、よく食べる!大食の私がかなわないほどの食欲、アジュモニュは凄い!アジュモニパュワーに乾杯!というわけで、食べた!食べた!体重2㎏オーバー反省m(--)m
 無事二2日目も終わり、いよいよ3日目の朝、釜山の旅も今日で終わりかと思うと、あっという間の3日間に「あれま!もう帰らないと!みたいな、でも近いからまた来よう」 おそらく参加された全てのお客様が同じ思いであったと思います。


 

 

 朝一!朝市!どちらにしても市場で朝食をとる予定で、初日に少しだけ歩いたチャガルチ市場を目指しました。この市場は、市場本館を中心に、周りを一般の店舗、簡易店舗(屋台)や行商のおばちゃんが仕切る露店?で形成されているようで、韓国釜山広域市南部、中区南浦洞~西区忠武洞の海岸線に広がる、韓国最大の海鮮市場です。
この市場の露店や食堂が集まる通りを歩きながら、朝食が取れるお店を物色しました。たくさんのお店が並ぶ通りから、ひと際?流暢な日本語が聞こえてくるお店を発見、というより、引き止められ焼き魚を物色?更には価格交渉?やはりこんな時は日本語に限ります。手振り身振りの旅ばかりでは気疲れも増しますが、やはり日本の言葉を聞くと安心します。というわけで、本日の朝食はこのお店で決まり!三種類の焼き魚(カレイ・サバ・アマダイ)にヒラメの刺身、更に海鮮鍋と、朝食にしてはてんこ盛り、一同唖然(笑)でも食べきってしまうのがこのメンバーの凄いところ、みんなの胃袋は宇宙なのかもしれませんね。しかし、皆さん学びを忘れません、食材一つ一つを確認して?材料や調味料を想像し?ますます食への興味や関心が深まり、更なる進化を遂げているような気がしました。
毎日・毎食こんなに食事をとっていると、果てはフォアグラにでもなってしまうのではないかと心配になりますが、唐辛子に含まれるカプサイシンのダイエット効果なのか、心配するほどのウエートオーバーはないようです。しかし、日本人が許容摂取できるトウガラシやニンニクの量は、韓国の人たちとは同じではないと聞いたことがあるので、デリケートなアジュモニュのことが少し心配になりました(笑)
 さて、朝食も無事終え、今回のツアーのもう一つの目的、キムチ用の唐辛子を手に入れることが果たせていません。この唐辛子は、郷山野菜の楽校「漬け物倶楽部」のキムチ作りで使用する唐辛子で、粗挽きと細挽きの2種類の唐辛子が必要で、西面地区(ソミョン)にある釜田市場(プジョンシジャン)を訪れました。
 この釜田市場はプサンにある在来市場としては最大の規模で、野菜や魚介類をはじめ、無いものは無いと言われるほど、賑やかで活気のある市場です。広さでいうと東京ドームの2.4個分の広さで、田圃でいえば10町歩はあろうかという広さで、とても一日で歩ききれるものではありません。
 そんな釜田市場を地元の人に交じって歩いていると、お店のアジュンマに声をかけられたり、狭い路地を爆走するバイクの音に驚いたり、全てのものが驚きや感動に変わり、日本人には無いパワーを肌で感じ取ることができました。
そんな人通りの多い市場の通りを歩いていると、一軒の唐辛子店を見つけました。何となくですがこんな時は自分のアンテナを信じて、そのお店に入るようにしています。知らない国の知らないお店、言葉も満足にしゃべれないお買い物、必死で身振り手振りの交渉になります。幸い、昨日お世話になったキムチ教室の成さんが、紙に唐辛子の挽き方を書いてくれていましたので、それなりに交渉は成立しましたが、韓国産の唐辛子であること、必要な重量など、こちらの要望はなかなか理解してもらえず四苦八苦、ここはタケちゃんに任せて(タケちゃんゴメンナサイ)m(- -)m  我々はもうひと歩き、さらなる市場の深部まで?探索が続きます。
 少し歩いていると何やら香ばしい香り、まさに求めていたもの「コチュジャン」を発見しました。これぞ地元民が通う地元のお店、言葉も通じなければ一方的なアジュンマのペース、負けてはなるかと交渉するものの、やはり向こうのペースで事は進み、秤も使わずに袋に入れられたコチュジャン、三人のお客様が買い求めたコチュジャン、誰のが一番多い?日本のアジュモニュもなかなかのもの(笑)負けてはいませんカッカジュセヨ~!の連発に、地元のアジュンマも苦笑い、楽しいお買い物になりました。
 アジュモニュも目的を達成して一安心、唐辛子店に戻るとまだ待たされていましたが、目の前にある唐辛子(鷹の爪)を粉に挽いてもらうのはかなり時間がかかることらしく、時間はかかったものの目的の唐辛子はゲットできました。先ずはメデタシ♪メデタシ♪しかし、私たちの後に列ができるほどのお店、地元でも評判のお店だったようで、重ねて良かったね♪タヘギネ~♪
 市場の人ごみに少し疲れたので、どこかで一休みと思いス○バへコーヒータイム、注文するにも全世界共通というのは安心できますが、山口にはない(笑)
 ちょっと気楽に休憩し過ぎてしまい、お昼も近づいてきましたが、ロッテのデパ地下に行きたいとの声、アジュモニュの声は無視できず(笑)即行~ロッテデパ地下訪問、これがまたすごい人で、地元の人に交じって中国の人もたくさんいて、先日も、40人乗りのバス100台で4000人の中国観光客が一度にロッテでパートを訪れたとか!!そのパワーの凄さ、まさに爆買の光景が目に浮かびました。
ロッテデパ地下では、お土産用のキムチを求めてウロウロ、あちこちの売り場で試食を重ね、お目当ての一億丁のキムチは手に入れることはできませんでしたが、美味しいキムチを買い求めることができたと思います。
 最後の買い物を済ませた後はお昼のランチ!最後のお昼はホテルの近くの海鮮食堂でナッチポックンを頂きました。私の勘違いか、甘辛いと思い注文した鍋は激辛鍋で、汗を拭き拭きフーフー言いながらも完食、思い出深き?鍋になりました。皆さんには少し無理をさせてしまったかな?ゴメンナサイm(==)mごはんが3杯食べられたな~(後記)

 

 

 

●釜山キムジャンツアーの写真集(ここに掲載しきれなかった写真を掲載しております)
URL: http://www.o-tomi.com/report/topic/topic2015/topic17_20151119.html

 

 

●クラインガルテンガルテン大富・農家楽  
URL: http://www.o-tomi.com

●漬物倶楽部・キムチ漬け(2015年)
URL: http://www.o-tomi.com/report/pickles_club/pickles_club_2015/pickles_club_20151129.html

●漬物倶楽部・キムチ漬け(2014年)
URL: http://www.o-tomi.com/report/pickles_club/pickles_club_2014/pickles_club_20141130.html

●漬物倶楽部・キムチ漬け(2013年)
URL: http://www.o-tomi.com/report/pickles_club/pickles_club_2013/pickles_club_20131130.html

●俺たちのキムジャン物語(2013年)
URL: http://www.o-tomi.com/report/topic/topic2013/topic43_2013.html

●釜山へ食材調達(2013年)
URL: http://www.o-tomi.com/report/topic/topic2013/topic44_2013.html

●漬物倶楽部・キムチ漬け(2012年)
URL: http://www.o-tomi.com/report/pickles_club/pickles_club_2012/pickles_club_20121209.html