みんなでチャレンジ ペットボトル稲の極意!

(準備するもの)

 

品種:ヒノヒカリを使用した栽培スケジュール

5月上旬

<芽だし>

水をはった容器に種モミを入れ、日の当たらない場所で浸水させます。
※水温17~18℃で5日間(10℃なら10日間)くらいです。
(水温が高温の場合は水が腐敗する恐れがあります。その際は水を入れ替えましょう。)
※芽の出しすぎに注意!(写真参照)

    種もみを浸水中    ハトムネ状態
           浸水中                           このぐらいまで!                     

<モミまき>

1)育苗箱に新聞を敷いて、セルトレイをのせます。
   ※セルトレイからの土の流出を防ぐとともに、
     乾燥防止にもなります。 
                                       セルポットと苗箱                                         

 

2)セルトレイに育苗土を8割程度いれ、ジョロでたっぷり水をやります。

 

3)一穴に発芽した種モミを二粒ずつ入れます。
   ※芽を傷つけないように!

 

4)育苗土で覆土をします(残りの2割)。その後の水やりはいりません。

   セルポットに種もみをいれる覆土をした状態
                                覆土

5)トンネルを作り健苗シートを被せます。
※健苗シートは乾燥防止・保温のために使います。
代用品として透明ビニールでも大丈夫ですが、乾きやすくなるのでこまめな水やりが必要です。

     トンネル作り            健苗シートを被せます
          トンネルを作ります                      健苗シートを被せます

5月中旬

<苗つくり>

芽が3~5cmほどに出揃ったら健苗シートをはずし、育苗用プールにお引っ越しさせます。

  ※プール作り

   木で枠をくみますビニールを敷いて水がこぼれないように
          木で枠を組みます               ビニールを敷いて水がこぼれないように
                             
         水を入れて、セルトレイをいれます
          水を入れて、セルトレイをいれます                       完成

         左官用のプラブネでも代用できます左官用バケットでもOK!!
         

6月中旬
(モミまきから
  約40日後)

<ペットボトルへ田植え>

1)ペットボトルの側面を半分切り抜きます。

   ペットボトルカットペットボトルをカットした状態
      指を切らないようにカットします                      完成

 

2)土に肥料を加えたら、水を入れて泥団子が作れる程度の硬さにして下さい。
   ※土は田んぼの土、もしくは園芸用の土でもOKです。
   ※肥料は窒素成分の入っている化成肥料をパラパラと施して下さい。

     土に水を入れてます          土をこねてます

 

3)ドロ土をペットボトルに詰めます。
  約8割程度まで土をいれ、水が溜められるようにします。


                                    ペットボトルに土をいれてます

4)ペットボトル一つにつき、苗を二株植えつけます。
 
 苗を2株植えつける 完成! ペットボトルに苗を入れた状態

 

5)水田プールにペットボトルを入れます。
   ※水田プールは育苗用プールよりも丈を高くさせます。
     プールに入れておくと水管理がしやすく、水辺の生き物が集まってきます。

       ペットボトル稲をプールに入れます        プールに入れた状態 


7~9月

<栽培管理>

・密植にすると病害虫が発生しやすいので、風通しのよい状態にしておきましょう。
  ※1m2当たりペットボトル稲18個が目安です。

                                      株間

 

・全体に葉色が薄くなってきたら元肥とおなじ肥料を施しましょう(追肥)。

                                      追肥

 

・8月中旬から下旬にかけて出穂・開花します。

      出穂          開花
               出穂                             開花


 ※北海道の品種「ほしのゆめ」は、7月初旬以前に花が咲きますので、
   夏休み前に稲の花の観察会が行うことができます。地元の品種と生育をくらべてみたらいかがでしょうか!!

10月中旬
(田植えより
  約4ヶ月後)

<稲刈り>

1)はぜ掛け用の杭を立てます
  
    はぜかけキット準備           完成



2)鎌で稲の株元を刈り取ります。
                                   稲刈り状態

 

3)麻ひもで稲を束ねて、はぜに掛けていきます 。

                                   稲を見ている様子

 

4)スズメなどにお米を食べられない
 ように鳥よけネットなどを張りましょう。

                                      雀対策


10月下旬

<脱穀・籾すり・精米>

1~2週間、天日干しで稲をしっかり乾燥させたら、脱穀・籾すり・精米を行います。
ペットボトル3本で茶碗一杯分のお米が出来ます♪


     脱穀作業様子           モミすり作業様子